「鬼滅の刃」玄弥と実弥の絆|冷遇の真意と黒死牟戦の涙を徹底解剖

「鬼滅の刃」玄弥と実弥の絆|冷遇の真意と黒死牟戦の涙を徹底解剖

「鬼滅の刃」玄弥と実弥の絆|冷遇の真意と黒死牟戦の涙を徹底解剖を徹底追究! 知っておきたい 情報と解説を凝縮して配信します。

二人の関係を決定的に狂わせた原点は、幼少期に起きた凄惨極まる一家殺害事件にあります。不死川家は、暴力的な父親・恭吾が他殺された後、小柄で働き者の母親・志津(しづ)と、長男の実弥、次男の玄弥を含む7人兄弟で慎ましく暮らしていました。実弥と玄弥は「俺たち二人で母親と幼い弟妹を守ろう」と固い誓いを交わしていたのです。

しかし、ある嵐の夜、運命は無慈悲に暗転します。夜遅くになっても帰らない母を待つ子供たちの前に突如現れた異形の怪物が、就寝中だった弟妹たち(就也、寿美、貞子、弘)を一瞬にして惨殺。実弥は咄嗟に玄弥を守り、怪物を抱きかかえて外の夜道へと飛び出しました。

夜明けの光のなか、実弥が鉈で必死に仕留めた怪物の正体は、鬼と化して理性を失った実の母親でした。遅れて家を出て惨劇を目撃した玄弥は、血まみれの実弥と倒れる母の姿を見てパニックに陥り、思わず叫んでしまいます。「人殺し!人殺し!」という痛切な言葉を。

この一言が、兄弟の心に消えない楔(くさび)を打ち込みました。実弥は最愛の母をその手で討ち果たした絶望と孤独を抱えて失踪し、玄弥は兄を理不尽に傷つけてしまった自責の念に生涯囚われることになります。実弥の顔や全身に刻まれた無数の裂傷は、この悲劇の夜に負った傷痕と、その後に自らの稀血(まれち)を餌に武器一つで鬼狩りを続けた狂気の生還歴を物語っています。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。