定期航路から外れたあと、フェリーニューこしきの現在はどうなっているのでしょうか。船舶業界のトレース情報および売船市場の記録によると、引退後の本船は国内での係留期間を経たのち、海外の海運会社へと売却されました。
日本で建造された内航フェリーは、整備状態が極めて良好であることから東南アジア諸国(インドネシアやフィリピンなど)の多島海エリアで非常に高い需要を誇ります。ニューこしきも同様に、南方の海で島々を結ぶ連絡船として第二の船生を歩み始めました。
かつて甑島の海を白波立てて駆け抜けた船体は、遠く離れた異国の海で今もなお人々の暮らしと物流を支え続けています。