セメントとモルタルの決定的な違いとは?失敗しない配合比率と使い分け

セメントとモルタルの決定的な違いとは?失敗しない配合比率と使い分け

セメントとモルタルの決定的な違いとは?失敗しない配合比率と使い分けに関するポイントを分かりやすくまとめました。詳細な解説をご覧ください。

現場で自ら原材料を混ぜ合わせて作る場合、配合比率の正確さが仕上がり強度を大きく左右します。一般的に推奨される容積比(スコップの杯数などでの計量)は次の通りです。

■ モルタルの標準配合比率
・セメント 1 : 砂 3(重量比ではなく体積比)
※強度を優先したい場合は「セメント 1 : 砂 2」の富調合(とんちょうごう)で練り上げます。

■ コンクリートの標準配合比率
・セメント 1 : 砂 2 : 砂利 3
砂と砂利の隙間をセメントペーストが完全に埋めるバランスがこの黄金比です。

材料を混ぜる際は、まず水を入れる前に「空練り(からねり)」を徹底することがプロの技です。セメントと砂の色ムラが完全になくなるまで均一に混ぜ合わせてから、少しずつ水を加えていきます。

あらかじめセメントと砂が最適な比率で配合されている「インスタントモルタル」を使用する場合、袋に記載された規定の水の量を厳密に守る必要があります。水が多すぎると作業性は良くなるものの、硬化後に水分が蒸発して空洞ができ、強度が著しく低下(ブリーディング現象)してしまいます。少し固いと感じる程度からヘラでしっかり練り込むのが、ひび割れを防ぐ最大のポイントです。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。