足関節の怪我で最も頻度が高いとされる傷害について、日本整形外科学会の発行するガイドラインや臨床データは、その多くが外側側副靭帯の損傷、いわゆる「内返し捻挫」であることを示している。足裏が内側を向く形で強く捻り込むことで、前外側を支える靭帯が引き伸ばされ、重度の場合には断裂に至る。
初期の段階で適切な処置を行わないと、関節の緩みが残り、「癖になる」と称される慢性的な不安定症へ移行しかねない。怪我をした直後の応急処置はもちろん、復帰初期における確実な関節保持が、将来的な軟骨変形のリスクを最小限に抑える鍵となる。