インターネット上の質問掲示板やSNSのコミュニティを調査すると、昆布の過剰摂取によって実際に身体の異変を経験したユーザーの悲痛な声が膨大に蓄積されています。そこから見えてくるのは、ヨウ素による内分泌系の障害だけでなく、胃腸をはじめとする消化器系への直接的なダメージです。
30代の女性会社員は、自身の体験をネット上で次のように吐露しています。「糖質制限ダイエットの一環として、小腹が空いたらいつもおしゃぶり昆布を噛んでいました。1日に大きめの袋を1袋半、約30g近く消費する生活を2週間続けたところ、ある日の夜中に激しい腹痛で目が覚め、水のような下痢が止まらなくなりました。胃がキリキリと締め付けられる感覚が数日続き、内科で食事内容を告げたところ、昆布の過剰摂取による消化器障害を指摘されました」。
こうした昆布食べ過ぎ腹痛や下痢が多発する原因は、昆布特有のぬめり成分である水溶性食物繊維「アルギン酸」や「フコイダン」の性質に起因します。これらは適量であれば腸内環境を整え、便通を促す素晴らしい働きを示しますが、許容量を超えて短時間に大量摂取すると、水分を抱え込みすぎて浸透圧性の下痢を引き起こします。また、乾燥した状態の昆布が胃の中で水分を吸収して何倍にも膨張するため、胃壁を物理的に圧迫し、急性胃炎のような激しい胃痛や吐き気、膨満感をもたらすのです。
さらに別の40代男性は、とろろ昆布を健康食として過信した結果、血液検査で甲状腺刺激ホルモン(TSH)が異常な高値を示し、総合病院の代謝内科へ精密検査に回される事態を報告しています。「うどん、そば、お吸い物と、毎食のようにとろろ昆布をたっぷりと浮かべていました。だんだんと首の周りが腫れぼったくなり、寝ても寝ても疲れが取れなくなって。医師から『昆布の摂取を一切やめてください』と指示され、完全断ちしたところ、1ヶ月後の検査で見事に数値が正常値へ回復しました」。
健康や美容のために良質と信じて選んだ日常食が、無知のまま過剰摂取を重ねることで自身の身体を蝕んでいたという現実は、多くの消費者が直面している盲点と言えます。