卒業生たちの顔ぶれを見ても、同校の持つ独特な多様性と芯の強さがうかがえる。『赤毛のアン』の翻訳で知られる文章家・村岡花子は、まさにこの校舎で青春時代を過ごし、語学力と思索の深さを養った。彼女の波乱万丈な半生を描いた連続テレビ小説『花子とアン』は、NHKオンデマンドなどでも根強い人気を誇り、同校が誇る知性の一端を今に伝えている。
一方で、メディアの最前線で堂々たる存在感を放つフリーアナウンサーの高橋真麻氏もまた、東洋英和女学院中学部・高等部で育まれた一人だ。東洋英和女学院大学に至るまで、同校が輩出してきた女性たちに共通するのは、単におしとやかなだけでなく、己の言葉を持ち自立して社会を生き抜く「力強さ」である。華やかな見た目の陰にある芯の太さこそが、真の英和生の系譜なのだ。