映画館の巨大スクリーンで描かれる無限城の死闘において、村田さんの登場シーンは観客に特別な緊張感と深い安らぎを同時に与えている。柱たちが神業のような剣技で空間を切り裂く中、村田さんは刀を握る手が震え、息を荒らげ、恐怖に足がすくみそうになりながらも決して戦線を離脱しない。
特に、倒れ伏す仲間のために必死で叫び、傷ついた水柱・冨岡義勇や炭治郎を保護しようと駆け回る姿には、劇場内から思わず声援が漏れるほどだ。完璧なヒーローの活躍を見る爽快感とは一味違う、「人間が恐怖に立ち向かう瞬間の尊さ」を、彼はその全身で表現している。