一蘭の代名詞とも言える「味集中カウンター」は、千葉出洲港店でもその威力を遺憾なく発揮している。隣の席とは木製の仕切り板で隔てられ、目の前の厨房ともすだれ越しに接するこのスタイルは、単なる感染症対策や効率化の産物ではない。職人が一杯に込めた情熱を、客が一切の雑音なしに受け止めるための緻密な心理仕掛けなのだ。
女性の一人客や、静かに食事を楽しみたいドライバーにとっても、この独立したプライベート空間は圧倒的な安心感を与える。周りの目を気にせず、スープを最後の一滴まで飲み干し、替え玉をコールする。その気兼ねなさが、リピーターを増やし続ける秘訣だ。