当時、一撃で全国区の認知度を獲得したサントリーの清涼飲料水「なっちゃん」のコマーシャル。当時17歳だった彼女が見せた無邪気な表情と「なっちゃん」の愛称は、そのまま彼女自身の代名詞となった。しかし、その爽やかな映像の裏には、弱冠10代の少女が背負った大きな重圧と、撮影現場での徹底したこだわりが存在していた。
関係者の証言によると、オーディション会場で彼女が放っていた透明感と度胸は群を抜いていたという。カメラテストで見せた自然体のリアクションに、スタッフ満場一致で抜擢が決まった。撮影では、何百本もの清涼飲料水を前に、一口飲むごとの表情変化がミリ単位で追及された。日常の一コマを切り取ったようなショートストーリー仕立ての演出は、視聴者に「隣にいる女の子」のような親近感を抱かせ、商品の売上を爆発的に跳ね上げさせただけでなく、彼女自身の運命を決定づけたのだ。 (出典: なっちゃん 田中 麗奈(Yahoo!ニュース))