こうした雑菌繁殖と口元のたるみリスクを回避する手段として、SNSを中心に急速に拡散しているのが、インドなどの伝統的な水分の取り方に由来する「空中飲み(Air Drinking)」だ。
空中飲みとは、ペットボトルの飲み口を唇から数センチ離した状態に保ち、上を向いて口の中に直接液体を注ぎ込む手法を指す。飲み口に唇が一切触れないため、唾液の逆流によるバックフローが100%防げる上、口輪筋を強くすぼめる必要もない。衛生面と美容面の両方を完璧にクリアできる「究極の予防策」として、若年層を中心に実践者が増えている。
しかし、日本国内での定着にはハードルもある。「慣れないと衣類に飲み物がこぼれる」「公共の場で行うと豪快すぎて周囲の目が気になる」といった声も根強い。そのため、最近では空中飲みをスムーズに行うための専用角度調整ノズルや、液だれを防ぐ液流コントロールアタッチメントがヒット商品として市場を賑わせている。