1956年のロサンゼルス。夜のパーティー会場に彼女が現れると、人々の視線は一瞬で釘付けになった。フロント部分は一見すると洗練されたシックなドレス。しかし彼女が背を向けた瞬間、腰の骨のきわまで深く切り込まれたファブリックが剥き出しの肌を露わにした。
保守的な価値観が色濃く残る当時の社会にとって、その姿はスキャンダラス以外の何物でもなかった。『Life』誌をはじめとする大手メディアはこぞって彼女の背中を大々的に特集。パーティ会場への出入り禁止処分を受けることも珍しくなかったが、バッシングが高まれば高まるほど、彼女の知名度は爆発的に跳ね上がっていった。