静岡駅の在来線改札を抜けると、目の前に現れるのが静岡駅上りホーム乗り場案内です。在来線上りは基本的に「1番線」と「2番線」を使用しますが、時間帯や列車の折り返し運用によって発車番線が頻繁に入れ替わります。現場の階段付近で立ち止まり、慌てて案内標を見上げる利用客の姿は日常茶飯事です。
鉄道フォーラムやSNS上で交わされる現地利用者の声でも、この番線の使い分けに関する指摘が目立ちます。
「朝の静岡駅1・2番線は、興津止まりの短距離列車と熱海まで行く直通列車が交互に来るから油断できない。座席確保のために早めに並んでいたら、先発の興津行きに乗る列と後発の沼津行きを待つ列が混ざって混乱しそうになった」(毎朝通勤で利用する40代会社員の投稿)
静岡地区の在来線には、長年親しまれた313系に加え、快適性と環境性能を高めた新型通勤電車「315系」の投入が着実に進んでいます。全席ロングシートながら座り心地は大幅に改良され、大型の車内案内液晶ディスプレイや防犯カメラが安心感を与えています。一方で、かつて一部で見られたクロスシート(ボックス席)主体の列車は激減しており、「旅の情緒よりも都市型通勤輸送への純化が進んでいる」というのが現場を利用する乗客の実感です。
着席需要に特化して高い人気を維持しているのが、朝夕に設定されているホームライナー静岡発上りです。特急「ふじかわ」などで使われる373系車両が充当され、わずか330円の乗車整理券を追加するだけで、リクライニングシートで沼津方面へと向かうことができます。朝の通勤時間帯に運行される「ホームライナー沼津」は、発売機で整理券が早々に満席となる日も多く、混雑を避けたいビジネスパーソンにとっては必須の選択肢となっています。