順風満帆に見えたキャリアの途上、彼女を襲ったのは急性白血病という残酷な現実だった。骨髄移植という壮絶な医療プロセスを経て、彼女は命の危機を乗り越えた。死の縁をさまよった経験は、彼女の演技表現に深みと凄みをもたらすことになる。
復帰後、芸能界での立ち位置は変わった。かつてのアイドル像を脱ぎ捨て、名バイプレイヤーとして数々の邦画ドラマや舞台へ出演。病を経験したからこそ表現できる人間の弱さや逞しさを、静かなリアリティをもって演じ分けるようになった。衝撃の話題作で脚光を浴びた過去を糧にしつつ、地道に役柄を重ねる姿は多くの同業者からも深い尊敬を集めている。