2026年に入り、全国各地で報告件数が跳ね上がっている背景には、地球規模の気候シフトが深く関わっている。専門家の分析によると、昨冬から続いた異常な高温傾向が卵の越冬生存率を大幅に引き上げたという。
アオバハゴロモは枯れ枝の組織内に産卵し越冬する。従来の厳しい寒さであれば一定割合の卵が淘汰されていたが、暖冬によって生存率が高止まりした。さらに初夏の急速な気温上昇が孵化を一気に促進させた。
都市部特有のヒートアイランド現象も拍車をかける。アスファルトに囲まれた街路樹や庭木は、山林に比べて天敵の小鳥やカマキリが少なく、害虫にとって格好の増殖温床となっているのだ。