今日の熱狂をビジネスモデルの観点から紐解くと、株式会社LDH JAPANが長年培ってきた独自のIP戦略に行き着く。その根底にあるのは、チーフ・クリエイティブ・オフィサーであるEXILE HIROの明確なビジョンだ。ライブ体験の余韻を日常に持ち帰る手段として位置づけられたエンターテインメントマーチャンダイジングは、既存のファンビジネスの枠組みを大きく拡張した。
かつてのツアーグッズといえば記念品的な色彩が強かったが、EXILE TRIBE STATIONが提示したのは「身に纏う誇り」としてのストリートウェアや洗練されたライフスタイル雑貨だった。EXILE TAKAHIROをはじめとする象徴的なパフォーマーたちが自ら着用し、自らの美学を落とし込むことで、アイテム自体のブランド価値が飛躍的に向上。単なる物販の域を超え、音楽、映像、ファッションが三位一体となったLDH独自の経済圏を確立させている。