タイヤ交換を単なる「ゴムの組み替え作業」と考えてはならない。施工時に不可欠なのがホイールバランス調整だ。わずか数十グラムの重量の偏りが、高速走行時のステアリングの振動やタイヤの偏摩耗を引き起こす。正確なバランサーで数値をゼロに合わせる作業こそ、プロの技と言える。
また、取り外した古いタイヤの扱いも忘れてはならない。廃タイヤ処理・リサイクルは環境保全の観点から厳密に法規制されている。日本自動車タイヤ協会(JATMA)が推進する適正処理基準に基づき、処分費用(1本あたり300〜500円程度)を明確に提示し、適切に再資源化ルートへ乗せる店舗を選ぶことが、ドライバーに求められるモラルだ。