結論から言えば、エアリズム単体で「大量の汗を物理的にすべてせき止める」ことは不可能だ。しかし、2026年モデルとして進化を遂げた最新仕様は、汗ジミ防止のアプローチそのものを変えつつある。
汗ジミの主な原因は、生地が水分を含んだまま飽和し、上に着ているシャツへと水分が移行することにある。ユニクロ(UNIQLO)が打ち出す最新のエアリズムは、極限まで細く紡がれたマイクロファイバーによる毛細管現象を利用し、吸い上げた汗を一瞬で広域に拡散する。水分を一箇所に留まらせない。
猛暑日の屋外を模した実験環境で検証したところ、噴き出す汗を素早く吸い上げる吸汗速乾性能は過去モデル比で確実に向上していた。ただし、汗の量が生地の蒸発キャパシティを超えた瞬間、アウターへの染み出しは始まる。つまり、過信は禁物だが、正しいレイヤリングを行えば汗ジミのリスクを最小限に抑えられる設計だ。