松下恵は、1980年生まれの実力派女優だ。名女優として日本のドラマ界を支えた故・坂口良子さんの長女であり、幼少期から表現者の世界に親しんできたサラブレッドでもある。映画や舞台を中心に、派手さよりも確かな演技力と気品でキャリアを積み重ねてきた。
母の没後、彼女自身も大きな悲しみを抱えながら表現者として立ってきた経緯がある。そうした家庭環境や人生の悲喜こもごもを知る彼女だからこそ、船越が背負ってきた重圧や芸能生活の苦悩を誰よりも理解できたのかもしれない。華やかな芸能界の裏側にある苦労を知り尽くした者同士の共感が、2人を固く結びつけつづけている。