食べ物が引っかかった際、様子を見てよいのか、今すぐ救急車を呼ぶべきなのかの判断は極めて重要だ。声が出ない(発声不能)、親指と人差し指で喉を握りしめる「チョーキング・サイン」を出している、顔色が青紫色になる(チアノーゼ)、意識が遠のくといった症状が見られたら、迷わず一刻も早く119番通報を行い救急医療サービスを要請しなければならない。
また、自力で異物が取れたように思えても、「激しい痛みが残る」「唾液を飲み込むことすらつらい」「発熱してきた」という場合は、食道壁の損傷や感染症、あるいは異物の一部が依然として残留している可能性がある。こうした危険なサインを見逃さず、耳鼻咽喉科を受診することが回復への近道だ。