2019年のオリジナル版発売時、海外の大手レビュー集計サイト「Metacritic」やSNS上では、ユーザー評価が真っ二つに割れる事態となった。海外の一部有名メディアが低評価を下したことを引き金に、国内外のコミュニティで激しい議論が巻き起こり、一時的な炎上状態すら引き起こされた経緯がある。
ネットの反応を深掘りすると、批判派の論点は一貫している。「ビデオゲームとしての『面白さ』の定義から外れている」という指摘だ。ボタン一つで派手なアクションが繰り出される現代のゲームシーンにおいて、慎重に足場を選び、荷物のバランスを整え続ける地道なプレイ感は、一部のゲーマーにとって「退屈の極み」と映った。
一方で、この炎上劇そのものが、従来のゲームジャンルの枠組みに収まらない本作の異質性を浮き彫りにしたとも言える。小島監督の知名度と期待値の高さゆえに、万人向けの大作アクションを期待した層とのギャップが大きく可視化された結果であった。