スッパマンの魅力は、単なるビジュアルの奇抜さだけではない。彼が抱える「正義の味方らしからぬ裏設定」の数々が、キャラクターの奥行きを決定づけている。
実は彼、空を飛ぶ能力を持ちながらも、スピードは時速数十キロ程度しか出ない。長距離移動には自走式の三輪車やスケートボードを愛用するという情けない一面を持つ。さらに、悪者と対峙した際には、正々堂々と戦うどころか、手榴弾を投げつけて逃走したり、自分より弱い相手に威張り散らしたりと、姑息な手段を厭わない。
「格好悪い大人」の典型でありながら、どこか憎めない愛嬌がある。この絶妙な人間味(あるいは宇宙人味)こそが、40年以上の時を経ても色あせない人気の秘密と言えるだろう。