サウンドの骨格を築いたのは、数々の名曲を手掛けてきたトップクリエイター・HIKARIだ。彼が構築したアレンジは、生楽器のダイナミズムを極限まで引き出したストリングスカルテットと、現代的な打ち込みビートの完璧なハイブリッドだった。静けさから一気に感情が爆発するイントロの高揚感は、今聴いても鳥肌が立つほどの完成度を誇る。
当時Storm Labels(旧ジェイ・ストーム)が仕掛けたこの音楽的冒険は、音楽業界関係者の間でも大きな話題を呼んだ。ストリングスのスコアは映画音楽さながらの緻密さで構築され、アイドルソングの音圧競争から一線を画す「本物のダイナミクス」を追求。耳の肥えたJ-POPリスナーを唸らせるクオリティを提示した瞬間だった。