Q1:タツノオトシゴはなぜ魚類なのにウロコがないのですか?
A1:進化の過程で通常のウロコを退化させ、代わりに真皮層の骨が変化した「骨板(こつばん)」を発達させたためです。遊泳速度を上げて逃げるのではなく、硬い鎧を身にまとって捕食者から身を守り、海藻に擬態する生存戦略を選んだ結果です。
Q2:オスが出産するなら、タツノオトシゴのオスはメスに性転換しているのですか?
A2:性転換はしていません。卵を作るのはあくまでメスであり、オスは精子を提供して体内の育児嚢で受精卵を保護・育成する役割を担っています。生物学的な雌雄の定義(配偶子の種類)は他の動物と全く同一です。
Q3:日本の近海でも野生のタツノオトシゴを見ることはできますか?
A3:見ることができます。日本近海には「タツノオトシゴ(標準和名)」をはじめ、「サンゴタツ」「オオウミウマ」「クロウミウマ」、さらには極小サイズの「ヒメタツ」など複数種が生息しています。浅い沿岸のアマモ場やガラモ場などでダイビングやシュノーケリングを行うと観察できる場合があります。