競馬場が姿を消したと聞き、「名古屋けいば自体が廃止されたのか」と誤解する人も少なくありません。しかし実際には、愛知県弥富市にあったトレーニングセンター(競走馬の調教施設)の敷地を活用し、「名古屋競馬場 移転先 弥富」として2026年4月に最新鋭の競馬場が開場しています。ナイター照明「ベイサイドナイター」を完備し、地方競馬のデジタル発信拠点として現在も大盛況を続けています。
一方、旧駅の名称変更プロセスにおいては、地域住民や公募による意見集約が進められました。旧競馬場敷地の広域な所在地が名古屋市港区の北部に位置すること、そして地域に長く親しまれる普遍的な名称が求められた結果、「港北駅」が新駅名として選定されました。改称日は競馬場の閉場に先立つ2026年3月12日。鉄道ファンや地元住民の惜しむ声に配慮し、副駅名として「名古屋けいば場跡」という表記が当面残される配慮もなされました。