ラムを語る上で避けて通れないのが、作中最大の未解決事件である「羽田浩司殺人事件」です。原作104巻の回想編において、当時の現場で何が起きていたのかが完全描写されました。
17年前、アメリカのホテルで資産家アマンダ・ヒューズと天才棋士・羽田浩司が相次いで命を落としました。現場に現れたラムは、アマンダを脅迫して服毒自殺に追い込み、真相を隠蔽しようとする羽田浩司にも試作段階のAPTX4869を投与して殺害。しかし、羽田浩司は死の直前、割れた手鏡の破片を遺留品として残し、「U MASCARA」から「CARASUMA(烏丸)」の文字を導き出すダイイングメッセージを刻み込みました。
この事件でアマンダのボディーガードであった浅香(若狭留美)を取り逃がしたことが、ラムにとって人生唯一にして最大の失態となりました。ラムが左目を負傷して義眼となった直接の要因もこの事件に関連しており、現在のラムの目的は「自身の失態の証人である浅香の抹殺」、そして「APTX4869の若返り作用による失われた左目の能力回復」にあることが判明しています。