野々村氏が活動の場として選んだのは、知識・スキル・経験を売り買いできる日本最大級のスキルマーケット「ココナラ」でした。登録されたプロフィールや出品サービスを調査すると、元議員ならではの異色のラインナップが並んでいます。
出品されている主なサービスは、西洋占星術を用いたホロスコープ鑑定(1件あたり2,500円〜3,000円程度)や、電話やテキストによる人生相談・お悩み鑑定(1件あたり10,000円〜15,000円程度)です。相談内容には恋愛、人間関係、仕事の挫折、家庭問題などが挙げられており、自身が波乱万丈の人生を経験したことを逆手に取ったアプローチが試みられています。
実際にサービスを利用した相談者のレビューやコミュニティ上の反応を検証すると、意外な実態が浮かび上がってきます。
「当初は冷やかし半分で申し込んだが、長文で極めて丁寧な回答が届き驚いた」「法学部出身(関西大学法学部卒業)らしい論理的な文章構成で、感情論ではない具体的なアドバイスをもらえた」といった肯定的な評価が存在する一方で、「価格設定が一般的な占い師の相場よりも強気である」「やり取りの文面から神経質な気質が伝わってくる」といった率直な感想も散見されます。
また、野々村氏は自身の公式ブログやYouTube、音声配信プラットフォームなどを通じて、時折情報発信を行ってきました。発信内容には、アニメへの造詣を語るネットラジオ、時事問題に対する持論、さらには「真剣に結婚相手を募集する」という呼びかけまで含まれており、ネットユーザーの間で度々バズを引き起こしています。かつて日本中の嘲笑の的となった人物が、デジタル空間の片隅で自己を表現し続ける姿は、現代のネットカルチャーにおける奇妙な生存戦略と言えます。