消費者が最も関心を寄せているのが、「慣れ親しんだロッテリアは完全に消えてしまうのか」という疑問です。外食業界関係者への取材や各種報道発表を総合すると、ゼンショーホールディングスは将来的な方針として、既存のロッテリア店舗を順次「ゼッテリア」へ改装転換していく構想を明確に描いています。
首都圏の主要駅前やショッピングモール内を中心に始まったブランド転換は、地方都市のロードサイド店舗やフランチャイズ店舗へも段階的に拡大しています。改装工事に入ったロッテリア店舗が数週間の休業を経てゼッテリアとしてリオープンする事例が相次いでおり、店舗網の世代交代は不可逆なペースで進行しています。
ただし、全国すべてのロッテリアが一夜にして同時に消滅するわけではありません。店舗の契約形態、立地ごとの客層特性、設備更新の償却サイクル、フランチャイズオーナーとの個別合意といった実務的課題が存在するためです。それでも、新商品開発やマーケティング投資の軸足がゼッテリアへ完全に移っている現状を鑑みれば、中長期的にロッテリアという屋号が国内の表舞台から姿を消していくシナリオは極めて濃厚といえます。