伊勢ヶ濱部屋のルーツは極めて古く、江戸時代中期の宝暦年間(18世紀半ば)に初代・伊勢ヶ濱が創設したことに始まります。数ある年寄名跡の中でも伝統と格式を誇り、大正・昭和期には第38代横綱・照國が師匠を務め、多くの関取を育成しました。
昭和後期から平成初期にかけては、元大関・清國が第8代伊勢ヶ濱として部屋を率いましたが、2006年に後継者不在のまま一時部屋を閉鎖。その由緒ある看板を復活させたのが、当時「安治川部屋」を率いていた第63代横綱・旭富士でした。
旭富士は2007年に年寄名跡「伊勢ヶ濱」を継承するとともに、自身が立ち上げた安治川部屋の名称を「伊勢ヶ濱部屋」へと変更。これにより、かつての名門の歴史と自らの指導体制を融合させ、現在の黄金期へとつながる新たな伊勢ヶ濱部屋が幕を開けました。