地域住民や患者の間で福岡大学病院を語る際、必ずと言ってよいほど話題に上るのが「待ち時間の長さ」です。朝8時台に受付機を通過したにもかかわらず、血液検査や画像診断を経て診察室に呼ばれたのが正午過ぎ、その後の会計待ちと院外処方箋の受け取りで帰宅は14時を回っていた――という体験談は決して誇張ではありません。診療前のバイタル測定、専門検査、カンファレンスを挟む重症患者の割り込み対応などが重なり、待ち時間の現状は2〜3時間コースが日常的な標準値となっています。
ネット上の口コミやSNS、医療ポータルサイトに寄せられた生の声をつぶさに分析すると、評価は「医療技術に対する絶大なる信頼」と「サービス面への不満」という両極端な二層構造を描いています。
「地元の眼科では診断がつかなかった難病を即座に見抜き、的確な手術で視力を救ってもらった」「看護師や専門技師の連携が極めて手際よく、説明も論理的で納得できた」というように、高度な技術や診断力に関しては圧倒的な高評価が目立ちます。一方で、「医師の診察時間はわずか3分程度で、パソコンの画面ばかり見ていた」「会計ロビーの呼び出し案内がわかりにくく、体調不良の身には待機環境が過酷すぎる」といった、待ち時間の長さや大規模組織特有の事務的対応に対する不満が噴出しているのが現実です。