選挙戦の開票速報において、最大のサプライズとなったのが国民民主党の驚異的な議席獲得ペースでした。公示前のわずか7議席から一挙に28議席へと4倍増を記録した衆議院選挙結果は、単なる一政党の勝利を超えて、国会運営の主導権を左右するパワーバランスの地殻変動を引き起こしました。
象徴的だったのは、東海ブロックをはじめとする一部の比例代表区において、あまりの得票の伸びに党側の比例代表名簿登載者が足りなくなり、本来獲得できたはずの議席を他党へ譲り渡すという前代未聞の事態が発生したことです。選対関係者は当時、「事前の情勢調査を遥かに上回る無党派層と若年層の雪崩現象が起きていた」と舞台裏の熱気を明かしています。
この獲得議席数の急増によって、国民民主党は単独での法案提出権を得ただけでなく、予算案や重要法案の採決において与党も主要野党も無視できない決定的なキャスティングボートを握ることとなりました。この勢いは、続く参議院選挙の候補者擁立や地方組織の基盤強化へと直結しています。