渋谷店が他のスポーツ量販店と一線を画していたのは、単に商品を並べるだけでなく「現場のコミュニティハブ」として機能していた点にあります。
特に1階・2階に広がっていたギャラリー2バスケコーナーは圧巻の品揃えを誇り、限定モデルのバッシュの試着やNBAグッズの品定め、部活生に向けた丁寧なフィッティングサービスで絶大な信頼を集めていました。また、ストリートサッカーや競技フットサルの黎明期からシーンを牽引したギャラリー2フットサル用品フロアでは、専門スタッフによる的確なシューズ選びやチームオーダーの相談が日常的に行われていました。
営業終了直前に開催されたギャラリー2閉店セールでは、店内を埋め尽くすファンや常連客から「青春の場所がなくなる」「ここで初めてのバッシュを買った」といった感謝と惜別の声がSNS上に溢れ返りました。店舗スタッフが顧客一人ひとりと交わした最後の会話には、ネット通販では決して代替できないリアルなカルチャーの温もりが宿っていました。