検索エンジンの関連語句には今なお「破綻」「危険」「取り潰し」といったネガティブな単語が散見されるが、これらは実態と乖離したネット上の誤解である。事実関係を客観的に整理しておく必要がある。
第一の誤解は、「スルガ銀行にお金を預けると危険なのではないか」という預金不安だ。前述の通り、同行の自己資本比率は国内地銀の中でも健全な水準にあり、預金保険制度(ペイオフ)の対象であるため、1預金者あたり元本1,000万円とその利息は法的に全額保護されている。また、問題となったのはあくまで「投資用不動産向けの融資」であり、一般預金者の資産が毀損された事実は過去にも一度もない。
第二の誤解は、「口座を作ると強引な営業や怪しい投資勧誘を受けるのではないか」という懸念だ。金融庁の業務改善命令以降、同行のコンプライアンス管理態勢は外部弁護士を含む独立した委員会によって厳しく監視されている。かつてのような無謀な営業推進体制は解体されており、現在ではむしろ他行以上に強引なセールスを自制する運用が徹底されている。