『ヘタリア』に登場するヨーロッパの国家・地域キャラクターは、主要国から独立主張地域、歴史上の消滅国家、さらにはミクロネーションまで含めると40人以上にのぼります。作中では単なる地理的区分にとどまらず、歴史的な同盟関係や文化圏ごとにグループ化されて描かれるのが特徴です。
まず作品の軸となるのが、イタリア(ヴェネチアーノ)、ドイツ、日本の「枢軸」と、アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国の「連合」です。このうちヨーロッパ勢であるドイツ、イタリア、イギリス、フランス、ロシアの5カ国が、各地域のハブとして周囲の国々を巻き込んでいきます。
地域別に見ると、華やかな文化と複雑な外交史を抱える西欧キャラクター(イギリス、フランス、スペイン、ポルトガル、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク)、独特の連帯感を誇る北欧5メンバー(デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、アイスランド)、かつての栄光と激動の国境線を引きずる中欧・東欧組(オーストリア、ハンガリー、ポーランド、リトアニア、ウクライナ、ベラルーシなど)といった明確なカラーが存在します。これらに南欧の島国やモナコ、リヒテンシュタインなどの小国が絡み合い、重層的な群像劇を成立させています。