正確な人体デッサンのスキルは基礎として不可欠だが、それだけでは「売れるキャラクター」は作れない。単なるデッサンの正確さを超えた部分にこそ、視聴者を魅了するキャラクターデザインの本質が存在する。シルエットの面白さ、色彩設計によるキャラクターの性格表現、そして一目でわかるシンボリックなパーツの配置が、イラストに命を吹き込む。
書籍やメディアミックスを精力的に展開するKADOKAWAの編集現場でも、技術的な正確さ以上に「読者の心に引っかかる魅力的なキャラクター性」が評価される傾向が強い。記号化された可愛さと、人間らしい生々しい感情表現の絶妙なバランスこそが、時代を超えるキャラクターを生み出すカギなのだ。