日本における植物学の父、牧野富太郎の足跡を辿ると、彼が自生する植物のみならず渡来した洋ランに対しても深い観察眼を注いでいたことがわかる。未知の造形美に対する無垢な好奇心は、時を超えて現代の洋蘭愛好家たちにも脈々と受け継がれている。
NHKの連続テレビ小説『らんまん』の放送をきっかけに、植物の分類や歴史的背景に対する関心は一気に跳ね上がった。放送後もNHKオンデマンドを通じてドラマを復習し、劇中に描かれた植物学者の情熱に触れる人が後を絶たない。単なるインテリアを超えて、背景にある物語を探求する花言葉・植物雑学のブームは、こうして静かに、しかし確実に広がっている。