Wカラーとは?ワンカラーとの違いやブリーチなしの真相をプロが徹底解説

Wカラーとは?ワンカラーとの違いやブリーチなしの真相をプロが徹底解説

Wカラーとは?ワンカラーとの違いやブリーチなしの真相をプロが徹底解説の背景について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

ここ数年、SNSを中心に支持を広げているのがブリーチなしダブルカラーという手法です。「髪を傷めたくないけれど、重たい黒髪から抜け出して垢抜けたい」という層に響いていますが、ネット上の過剰な広告宣伝と現場の仕上がりには、知っておくべきギャップが存在します。

ブリーチなしダブルカラーの仕組みは、1回目に「最も明るい通常のファッションカラー剤」または脱色専用の「ライトナー」を使用して髪を12〜14トーン付近まで引き上げ、2回目で濃いめの寒色や暖色を被せるというものです。過硫酸塩を含む強力なブリーチパウダーを使わないため、キューティクルの破壊を最小限に抑え、枝毛や切れ毛の発生率を大幅に下げることができます。

しかし、毛髪科学の観点から見れば、メラニンの赤みを完全に消し去ることは不可能です。現在支持を集める透明感カラー人気色の再現性について、現場の仕上がり基準を検証すると以下のような明確な境界線が現れます。

◎ 再現可能な領域:
・オリーブグレージュ(赤みを補色の緑で打ち消した深みのあるアッシュ)
・ショコラブラウン・暖色系ワインレッド(地毛の赤みを生かした高発色)
・ビターラベンダー(黄みを抑えてツヤ感を強調した暗髪)

▲ ブリーチなしでは不可能な領域:
・ミルクティーベージュ(白に近いクリーミーな薄色)
・シルバーアッシュ・ホワイトブロンド
・淡いパステルピンク・ネオン系ビビッドカラー

「ブリーチなしで憧れの外国人風ミルクティーベージュになれる」と謳うSNS投稿の多くは、元々ベースの髪が明るかったケースや、強烈な自然光・リングライトを当てて撮影されたものが混在しています。地毛の黒髪からブリーチなしダブルカラーを施す場合、仕上がりは「光に当たると柔らかく透ける、上品な中明度ブラウン」に着地するのがリアルな真実です。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。