体型を語る上で欠かせないのが、世界保健機関 (WHO)や日本肥満学会が採用しているBMI (ボディマス指数)である。計算式は「体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m)」。172cmの場合、標準範囲(BMI 18.5以上25未満)の体重は約54.7kgから73.9kgと、かなり幅広く設定されている。
日本肥満学会理事長をはじめとする専門家グループが、最も統計的に病気にかかりにくいと推奨するのが「適正体重(BMI 22)」だ。172cmの男性における適正体重は「65.1kg」。これが健康医学上で最もリスクが少ない黄金値とされる。
美容体重(59.2kg)は見た目のシャープさを保証するかもしれないが、免疫力の維持や加齢に伴う筋肉量の衰えを考慮すると、必ずしも万全の健康体とは言い切れない。医学のプロが重視するのは、見た目の細さよりも疾病リスクを最小化する適正BMIのキープなのだ。