中袋を包み終えたら、外側の上包み(うわづつみ)を折る工程に移ります。ここには慶事(お祝い事)と弔事(お悔やみ事)を分ける致命的なルールが存在します。
ご祝儀袋の上包みの重ね方における絶対的な法則は、「下の折り返しを上に重ねる」ことです。これには「受けた幸せがこぼれ落ちないように下から受け止める」「天を仰いで喜びを表す」という意味が込められています。
逆に、上の折り返しを下に被せる(上側を外側にする)折り方は、「悲しみの涙を流し落とす」「うなだれて哀悼を表す」という意味を持つ不祝儀(お葬式・法事)専用の重ね方です。この重ね方を間違えてしまうと、お祝いの席に不吉な作法を持ち込むことになり、著しいマナー違反となるため細心の注意を払わなければなりません。水引を通す前に、必ず裏側の折り返しが「下が上になっているか」を指差し確認することが肝要です。