メズールというキャラクターを語る上で欠かせないのが、怪人態の声を務めた実力派声優・ゆかなとのタッグである。人間態を矢作穂香が演じ、怪人としての本性を現した姿をゆかなが声で彩る。この二人三脚の構造が、キャラクターの魅力を何倍にも増幅させた。
ゆかなが表現する艶やかで深みのあるボイスと、矢作穂香が見せる人間態の立ち振る舞いは、まるで同一人物が息づいているかのような恐ろしいほどのシンクロ率を誇った。声優界のレジェンドと10代前半の新星女優。この二人の表現力が融合したことで、メズールは単なる悪役を超えた「特撮史に残る屈指の美しい怪人」として成立したのである。