「ベトコン」という強烈な名称の由来について、かつてはベトナム戦争下の「ベトコン(南ベトナム解放民族戦線)」の勇敢な姿に感銘を受けて名付けられたという説もありました。しかし、1969年の創業当時から一貫して掲げられている真のコンセプトは、「食べればベストコンディション(体調万全)になるラーメン」です。
食品衛生環境や過酷な労働環境にあった高度経済成長期、創業者の「過酷な現場で働く人々にスタミナをつけて元気になってもらいたい」という強い願いから誕生しました。ニンニク、ニラ、豚肉、唐辛子を中華鍋で一気に強火で炒め上げ、鶏ガラや豚骨ベースの醤油スープと合わせる調理法は、当時の中華料理界において極めて独創的なアプローチでした。
繊維産業や製造業が盛んであった岐阜の地においても、このスタミナ食は瞬く間に労働者や学生の心を掴みました。現在では岐阜の食文化に完全に溶け込み、県内外から多くのラーメンフリークが足を運ぶ巡礼地となっています。