家庭料理として手軽に楽しむ場合、本格的なスパイスを一から揃えなくても、市販のカレールーを上手に活用することでプロ級の味わいに仕上がります。調理法の違いによる失敗を防ぐための重要テクニックを紹介します。
市販のカレールーを使って汁気のないキーマカレーを作る際の最大のコツは、「ルーを包丁で極限まで細かく刻んでおくこと」です。一般的なカレーのように大量の水を加えて煮込まないため、塊のまま投入すると溶け残りが発生します。玉ねぎ、人参、挽肉を炒めて野菜から出た水分(無水調理)に、刻んだルーを振り入れ、弱火で余熱を生かしながら練り合わせることで、濃厚でツヤのある絶品キーマに仕上がります。
一方、炒めご飯型のドライカレーを作る場合は、市販ルーではなく「カレー粉+ウスターソース+ケチャップ」の三位一体調味料を使うのが鉄則です。市販ルーを米と一緒に炒めると油分と小麦粉でベタつきの原因になりますが、パウダースパイスとウスターソースの酸味・塩分を組み合わせることで、米粒一粒一粒が油でコーティングされ、喫茶店直伝の香ばしいパラパラ食感が実現します。