小さな子どもが「耳が痛い!」「何か入った!」と泣き叫ぶ事態は、保護者にとっても強いストレスを伴います。子どもは恐怖から無意識に耳に指を突っ込んだり、頭を激しく振って暴れたりするため、大人の迅速な誘導が求められます。
まずは子どもを抱きしめて安心させ、耳の中に手を入れたり触ったりしないよう両手を優しく固定します。無理に耳の中を覗き込もうと押さえつけると、恐怖感でさらに暴れて外耳道を傷つける危険があります。オイルを入れる処置を行う場合も、「お耳にお薬の油を入れて虫さんを眠らせようね」と声をかけ、体温程度に人肌で温めたベビーオイルを少しずつ滴下すると、冷たさによるショックを和らげることができます。
家庭内での処置が難しいと判断した場合は、無理をせず即座に最寄りの耳鼻咽喉科や小児救急へ向かう判断が賢明です。