大きな転機となったのが興行収入137億円を突破した『劇場版 呪術廻戦 0』だ。乙骨憂太役の緒方恵美が見せた圧倒的な演技は、作品全体のドラマ性をさらに深めた。続くTVアニメ第2期『呪術廻戦 懐玉・玉折』では、五条悟と夏油傑(櫻井孝宏)の青い春と別離が描かれ、キャスト陣の掛け合いは重厚さを増した。
アニメーション制作を手掛けたMAPPAのアクション作画と声優陣の芝居は、回を追うごとにシンクロ率を高めていった。息遣い一つ、静寂の置き方一つにまでこだわる演出に応え続けたキャスト陣。彼らのストイックなアプローチが、シリーズ全体のクオリティを底上げしたことは間違いない。