ネット上の情報や噂には、非常時にかえって判断を狂わせる誤解が少なくありません。冷静な危機管理のために、以下の盲点を正確に把握しておく必要があります。
誤解1:空港の有人カウンターに並べば優先的に振替便を手配してもらえる
これは完全な誤りです。現場カウンターの端末も、ユーザーが手元のスマートフォンでアクセスする予約システムも、参照している空席データベースは同一です。長蛇の列に1時間並んでいる間に、スマホアプリから操作した他の乗客によって翌日・翌々日の空席がすべて埋まってしまうのが現在のデジタルの現実です。
誤解2:天候調査中だからギリギリまで待った方が良い
航空各社が「天候調査」を発表している段階で、すでに他社便や新幹線へのエスケープルートを検討すべきです。調査の結果「運航決定」となった場合でも、到着地の天候悪化による引き返し条件(条件付き運航)が付くことが多く、新千歳空港に着陸できずに羽田へ逆戻りするリスクが残ります。
誤解3:新千歳空港連絡バスは予約なしでいつでも乗れる
連絡バスは基本的に先着順乗車であり、座席定員制です。JRが運休した瞬間、何千人もの乗客がバス乗り場へ殺到するため、乗り場にたどり着いた時点で数時間待ちとなるか、最終バスの運行終了によって打ち切られる事態に直面します。