1984年に公開された名作映画『ネバーエンディング・ストーリー』。監督を務めたヴォルフガング・ペーターゼンは、ドイツの作家ミヒャエル・エンデによる不朽の児童文学『はてしない物語』を基に、当時としては破格の製作費を投じて壮大な世界観を映像化した。
物語の舞台は、崩壊の危機に瀕した幻想世界ファンタージェン。その危機を救うべく旅立つ勇者アトレイユの前に現れるのが、幸運の竜ファルコンである。火を吐いて敵を倒す一般的なドラゴン像とは一線を画し、知性と優しさ、そして絶望を打ち破る圧倒的な幸運をもたらす存在として描かれた。空中を疾走する彼と少年たちの絆は、観客の想像力を強烈に刺激したのだ。