仮に一般家庭が米一俵(白米換算で約54kg)を購入した場合、どれくらいの期間で食べ切ることができるのでしょうか。現代日本のリアルな食生活データから逆算してみます。
農林水産省が公表している「食料需給表」によると、現代の日本人1人当たりの年間米消費量は約50kg前後まで落ち込んでいます。パンや麺類の普及により、1日当たりのお米の消費量は約1.5合(茶碗約3杯分、約225g)程度が全国平均です。この実数値をベースに計算すると、米一俵は以下のような消費ペースになります。
・単身世帯(1人暮らし):約240日〜260日分(約8〜9ヶ月)
・夫婦2人世帯:約120日〜130日分(約4ヶ月)
・食べ盛りの子どもがいる4人家族:1日約6合消費として約60日〜70日分(約2ヶ月強)
現代の一般家庭にとって、米一俵は「数ヶ月分の兵糧」に匹敵する大容量です。後述するように、白米は精米した瞬間から酸化と劣化が始まるため、常温放置では2ヶ月を過ぎると食味が急激に低下し、夏場にはコクゾウムシなどの害虫が発生するリスクが高まります。米一俵をそのまま自宅に保管するのは、適切な保冷設備がない限り現実的ではないことがわかります。