市内面積が広大な広域市であるいわき市では、沿岸の小名浜地区と内陸の平・遠野・川前地区との間で気象条件が大きく異なる。2026年の観察データは、その差がさらに極端化している事実を突く。
小名浜エリアでは、海霧の発生によって日中の最高気温が25度前後に抑えられる日がある一方で、内陸部へわずか数キロ入った平地区では、山越えのフェーン現象も手伝って35度を超える猛暑日を記録する。わずか車で15分移動するだけで、まったく異なる気候帯に入り込んだかのような猛烈な温度ギャップが住民を戸惑わせている。
一瞬で景色が白い壁に覆われる小名浜港の濃霧。視界不良による交通事故のリスクも高まっている。