お香の形状によって、火の回り方や燃焼特性は大きく異なります。それぞれの性質に合わせた正しいセッティングを行うことが、安全で上質な香り体験への第一歩となります。
■ スティックお香の正しい立て方
スティック型は線香状に均一な太さで燃え進むため、燃焼時間が約20分〜40分と長く、香りが空間に穏やかに広がります。セットする際は、お香の先端に火をつけ、赤く点火したことを確認してから手で軽くあおいで炎を消します。ホルダーに挿す際は、垂直またはわずかに内側に傾く角度に微調整し、灰の落下予測線がしっかりとお香皿プレートの内側に収まっているかを目視で確認してください。
■ コーン型お香立ての扱い方
円錐形のコーン型は、下に向かうにつれて燃焼面積が広がるため、短時間(約10分〜15分)で濃厚な香りを立ち上げたい場合に適しています。しかし、燃え進むほど底面への熱伝導が激しくなる特性があります。コーン型を設置する際は、付属の難燃性フェルトマットや専用の陶器・真鍮プレートを必ず使用し、平らで安定した場所で使用してください。
■ 忘れてはならない安全管理ルール
・使用中は絶対にその場を離れない(就寝前の消火確認を徹底)。
・カーテンや書類など、可燃物の近く(半径50cm以内)には置かない。
・猫や犬などのペットがいる家庭では、精油成分や煙が健康被害を及ぼす恐れがあるため、換気設備のある別室で使用する。