ロケハンとは?単なる下見との違いとプロが実践する最新撮影準備

ロケハンとは?単なる下見との違いとプロが実践する最新撮影準備

ロケハンとは?単なる下見との違いとプロが実践する最新撮影準備に関する基本知識を徹底的にまとめました。今すぐチェックことができます。

ロケハンでどれほど魅力的なロケーションを見つけても、正当な撮影許可が下りなければ1カットも撮影することはできません。無許可撮影は建造物侵入罪や道路交通法違反に問われるだけでなく、作品の公開停止やクライアント企業の社会的信用失墜に直結します。

撮影場所は大きく「公共スペース(道路・公園・河川等)」と「私有地(レンタルスペース・商業施設・住宅等)」に分類され、それぞれ手続きのルートが異なります。

道路上で三脚や照明を立てたり、役者が立ち止まって演技をしたりする場合、道路交通法第77条に基づく道路使用許可申請が義務付けられています。撮影を行う道路を管轄する警察署の交通課へ申請書、位置図、道路使用の形態を示す図面、企画書を提出します。申請には2,000円〜3,000円前後の手数料が発生し、交付まで通常中2日〜1週間程度の審査期間を要します。車両を停めての撮影や通行規制を伴う場合は、事前に所轄警察署との綿密な事前協議が必要です。

一方、私有地や商業施設を利用する場合は、施設管理者やロケーションサービス会社との交渉になります。近年では撮影用途に特化したレンタルスペースのプラットフォームが普及し、スムーズな手続きが可能になっていますが、用途(スチール撮影・ムービー撮影・生配信)によって料金体系が大きく変動します。

施設使用料相場の目安は以下の通りです。

  • ハウススタジオ・レンタルスペース:スチール撮影で1時間あたり5,000円〜15,000円、ムービー撮影で1時間あたり10,000円〜30,000円程度。
  • 商業施設・カフェ・レストラン:貸切営業補償を含め、営業時間外で1時間あたり15,000円〜30,000円、営業時間内貸切では1日20万円〜100万円以上。
  • 公共施設・公園:自治体の条例に基づくため比較的安価で、半日〜1日で数千円〜数万円程度。ただし申請から許可まで2週間〜1か月を要するケースが多い。

全国各地の自治体に設置されている「フィルムコミッション(FC)」を活用すれば、公共施設の利用相談や警察・地域住民への橋渡しを無償でサポートしてくれるため、地方ロケを計画する際は最初の窓口として相談するのが鉄則です。

山田 真由
著者

山田 真由

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