マークの評価を決定づけているのは、ビジュアルやキャラクター以上にその「圧倒的なラップスキル」です。かつて大手事務所のアイドルが担当するラップといえば、メロディの合間を埋める補助的な要素と見なされがちでした。マークはその固定観念を完全に打ち砕いた先駆者と言えます。
彼のラップの最大の特徴は、英語と韓国語の音韻を自在に行き来する卓越したフロウと、寸分の狂いもないリズムキープ力にあります。タイトなビートに対しても言葉を正確にハメ込みながら、感情の起伏を豊かに表現するディクションは、ヒップホップ専門のプロデューサー陣からも絶大な賛辞を集めています。
さらに特筆すべきは、デビュー初期から現在に至るまで、自身の参加楽曲の多くで作詞・作曲に直接携わっている点です。日常の些細な情景から内面の葛藤までを紡ぎ出すリリックは文学的でありながらキャッチーであり、単なるパフォーマーにとどまらない「シンガーソングライターとしての確固たる資質」を証明しています。